電気機関車はありましたが石炭を焚いて走る本格的なライブスチ－ブを作りたいという夢は前からありました。これを実現するには工作機械が必要です。当時小型の工作機械を手に入れるのはなかなか難しく東京の明治通り沿いにある中古の機械商を覗いたりドイツの友人に探してもらったりしましたが最終的に購入したのは家内の母国であるポ－ランドのサレジアン修道院で研修用に製造していた旋盤とフライス盤でした。正確な価格は覚えていませんが両方で32万円位だったと思います。しかし最初の２台は家内の実家が泥棒に入られ盗まれてしまいました。写真は再発注して引き取った時の物。それを分解しポ－ランドへ行く度に少しずつ持ってきました。エコノミ－クラスで機内に持ち込めるのは一人20Kgまで。でも家族が一緒なら人数倍持って来れます。３人子供がいたおかげで４回余りの渡航で全部運び切りました。モータ－は200V３相なので東京の自宅で使えるよう単相100Vのモ－タ－に置き換える必要がありました。そこでホ－ムセンタ－で中華民国（台湾）製のボール盤を9800円で購入し、そのモ－タ－を取り付けました。国産モ－タ－を単体で買うよりずっと安く出来ました。
