ポーランドの内燃機関車SP45のテスト機の台車が完成し試運転を行いました。結果は上々でしたがエンジンやギヤの音が意外にうるさい事が分かりました。写真の下の走行ビデオご覧ください。
① 牽引力---ED16とそん色なく庭園鉄道機関車として実用可能と判明しました。
② 運転の容易さ---エンジンのスロットル調整+遠心クラッチの作用だけで出発、走行から停止まで制御出来、ゼロマックスの変速操作は不要でした。ただ減速機としての働きや線路状態によってトルクを必要とする場合に備えてゼロマックスは残します。
③ 騒音と振動---草刈り機から外したホンダの4サイクルエンジンの音が大きく、また単気筒であるため実機のような臨場感は得られません。排気マフラーの追加を検討します。振動は問題ありませんでした。一方傘歯車のギヤ音が大きく本番の台車製作時には曲がり歯を使用した方が良いと思います。
④ 後退不能---設計段階で気付いてはいましたがゼロマックスは逆転が出来ないため人手で後退させる時も車輪がロックし重たくなります。ニュートラル付きの逆転機設置を検討します。