再び機関庫の建設です。コンクリ-トの基礎が出来たため骨組みを立ち上げることにしました。材料は主に廃材で外国から輸入した機械が入っていた箱を解体時にもらってきたものです。これで屋根を支える柱を担当し梁は国産材を購入する事になりました。しかし周囲には祖先が植えた杉林が拡がっています。たとえ一本でもいいから自前の木材を使えないか。でも製材機がなく丸太のままでは使えません。
そこで考えたのが丸のこ盤を線路脇に設置し機関車の台車に丸太を載せて移動させることにより製材する方法です。欲しい角材の寸法は105mm角。丸のこはホ-ムセンタ-で買ったアマ用ですから直径が300mmと小さく軸の太さを入れると上下2回切り込む必要があります。木は根元に近いほど太くなり、また人工の物ではないため形状は不規則です。色々な形状に対応できる受け台をこしらえED16の台車に設置しました。また丸鋸盤からモ-タ-と丸鋸だけを取り出しアングルで作った枠に装着しました。
いざ木を切って受け台に載せようとすると4Mの生木ゆえ非常に重たくかなり苦労しましたがそれでも90度づつ回転させ上下もひっくり返して4面とも削り出し自動カンナで仕上げも出来ました。一本の梁を作るため朝から晩まで一日がかりの大仕事でした。