Kolejkaogrodowaのブログ

印刷会社のサラリ-マンがコツコツ建設してきた庭園鉄道紹介のブログ

太田 庭園鉄道 建設記 その27 機関庫の建設(レンガの調達)

 

コンパネの壁の外側にはレンガを積む予定でした。ホームセンタ-へ行くとキホンという210×100×60mmサイズのレンガを一個170円位で販売しています。しかし数が1800個あまりと多いため30万円以上かかってしまいます。どこかに中古のレンガは無いものか。東京都がゴミ焼却で得られた灰を利用したレンガを頒布するという情報を得ました。しかしこれは対象となる住民がゴミ焼却場周辺に限られるため断念しました。福島県白河市の近くを車で走っていた時スクラップ工場というのを発見しました。みるとヤ-ドにレンガのようなものが沢山積んであります。これは炉や煙突の内側に貼る耐火煉瓦でした。場所からしてこれは耐用年数を過ぎて要らなくなったものに違いないと思い係員を探しましたが誰も居ません。後日再び訪れた時耐火煉瓦は無くなっていました。自分の会社のNET上の自由掲載欄にレンガ希望と載せたこともあり反響は一件だけありましたが励まされただけでレンガの提供は受けられませんでした。家内はレンガにこだわらずレンガ粉をコンクリ-トに混ぜてそれらしき薄い板を作って貼ってはどうかと提案しました。しかし平面なら良いが柱を作るとなると材料の量が多くなり節約にはならない事がわかりました。そんな折、栃木へ行くため国道4号線を走っていた私と家内は春日部の近くであるものを見かけました。二人の脳裏に同じ考えが浮かびました。あれは要らなくなったレンガではないか。早速引き返して道路わきの広場を見ると色々なレンガが無造作に積んであります。しかもあるものは崩れあるものは草むして放置されている様子です。場所の管理者の表示が無いため町役場へ行って会社名を割り出し後日電話してみると確かに要らないものもあり欲しいなら無償で提供するという返事。早速会社の担当者と現地で落ち会い分けて頂けることになりました。後日2t積みのトラックをレンタルし家内と二人で高根沢へ二往復し2000個余りのレンガを入手しました。担当者によればホ-ムセンタ-での販売用に英国から輸入したレンガであったが流行遅れとなり引き取っていたものだそうです。おかげで未使用の舶来レンガをタダで手に入れることが出来たのでした。

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貰えることになったレンガ

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現場に到着したレンガの一部 2001年9月23日撮影