Kolejkaogrodowaのブログ

印刷会社のサラリ-マンがコツコツ建設してきた庭園鉄道紹介のブログ

太田 庭園鉄道 建設記 その21 機関庫の建設(布基礎工事)

次は躯体の一部である布基礎の工事です。逆Tの字型のコンクリ-ト基礎とし鉄筋を入れることにしました。問題は量の多さです。鉄筋はφ9.53mmのを購入し会社の昼休みに金鋸で切ったり万力で曲げながらコツコツと作って行きました。型枠は夜単身赴任のアパ-トに帰ってから周囲の迷惑にならないよう毎晩こっそり切断して組み立てました。コンクリ-ト打設はT字の横(フーチング)と縦(立ち上がり)に分けることにしましたが、それぞれ一日で打たねばなりません。それにはコンクリ-トミキサ-に投入するセメントや砂利、砂の量をあらかじめ計ってビ二-ルの袋に小分けし短時間で投入しミキサ-の運転効率を上げる必要がありました。会社の昼休みにホ-ムセンタ-へ行きセメントを何袋か買ってきて駐車場で小分けする日々が続きました。この頃のレシ-トを見ると10月、11月と会社近くのダイユ-エイトでセメントやビ二-ル袋を頻繁に購入しているのが判ります。鉄筋、型枠や資材を週末東京への移動時間を利用して現地に運び設置して1999年11月3日、打設の当日を迎えました。

当日は多忙ですから写真などは残っていません。朝4時まだ暗いうちに黒磯のアパ-トを出発し5時半から作業にかかりました。ひたすらコンクリ-トを混ぜてネコで運び流し込む作業を続けました。当然のことながらバッチ処理となるためコンクリ-トを継ぎ足す部分は良く混ぜ合わせてつなぎ目が出来ないようにしなければなりません。それが枝分かれして何か所もあると飛び回りながら混ぜることになります。昼食もほとんどとらず必死にやって夕方5時、日が暮れた頃全ての打設を終わりました。後日同じことを縦の布基礎についてもやり、やっと基礎工事が終わったのです。12月23日の事でした。

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出来上がった基礎、翌2000年8月16日撮影、まだ型枠が残っている