Kolejkaogrodowaのブログ

印刷会社のサラリ-マンがコツコツ建設してきた庭園鉄道紹介のブログ

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

太田 庭園鉄道 建設記 その16 ポ-ランドでアルミレ-ルを調達

庭園鉄道路盤の延伸は進んでいましたが、まだレ-ルの敷設が出来ていませんでした。初期のレ-ルは20mm×20mmの鉄アングルを使用していましたが曲線を作る事が難しくアルミのレ-ルを使用する必要がありました。しかしアルミレ-ルは技巧舎などで購入出来…

太田 庭園鉄道 建設記 その15 ポーランドのコンクリ-トミキサ-

主桁などコンクリ-ト製部品を造るのに活躍しているのはポ-ランドから持って来たコンクリ-トミキサ-です。当時日本では素人には簡単に手に入りませんでしたが自宅を自分で建てる人が多いポ-ランドでは小型のコンクリ-トミキサ-を普通に市販していまし…

太田 庭園鉄道 建設記 その14 北への延伸と分岐

構造体の量産が進むと裏山への延伸が始まりました。まず板塀を一部壊しました。また深さ1mほどの堀を越える必要があり後日ア-チ橋をかけることになりました、堀を越えた先には300本ほどの杉が林立しています。終戦直後父親の代に植えたものが60年経ち直…

太田 庭園鉄道 建設記 その13 量産開始

1996年7月、作業場所が出来たので主桁や柱の量産を開始しました。従来は長方形の主桁でしたが両端に半円状の凹みのあるスラブ軌道タイプに変えました。一方柱にはこの凹みに組み合うピンを立てました。またこの年から福島の工場に単身赴任することになり栃木…

太田 庭園鉄道 建設記 その12 主桁等の作業場所を作る

主桁や柱は東京の自宅で作り高根沢へ運搬していましたが砂利や砂など置く場所に困り 現地で作ることになりました。そこで線路脇に型枠を置きコンクリ-トを流し込むための作業場を作りました。 トロ船でセメントをこねる私 割れ防止にワイヤメッシュも入れる…

太田 庭園鉄道 建設記 その11 一年後初めてED16を走らせる

最初の1mを踏み出してから一年半後の1994年12月、初めてED16を持ち込み走行させました。道床も30mほどに延長しました。ホームセンタ-で買ってきた垂木に穴を開けて枕木とし20mm角の鉄アングル10mを木ねじで取り付け直線だけの線路が出来上がりました…

太田 庭園鉄道 建設記 その10 最初の1m

栃木へ資材を運び最初の1mの軌道を敷設したのは1993年8月15日のことでした。サラリ-マンにとっては貴重な夏休みの施工でした。地面を足で踏み固め砂利を敷いてブロックを立て、主桁を渡したのです。ブロックの上には主桁を受けるパラペットも付けました。…

太田 庭園鉄道 建設記 その9 軌道構造の計画

ポ-ランドのタデウシ氏に触発された私は栃木県にある実家に庭園鉄道を敷設することを決め、どのような軌道にしようか検討しました。その結果、軌間は庭園鉄道として最もポピュラ-な5インチ(127mm)にしました。これにより既存のED16電気機関車を100m…

太田 庭園鉄道 建設記 その8 1991年 Tadeusz(タデウシ)氏との出会い 

1991年に家内の母国であるポーランドを里帰りに同行して訪れた際、南部のGliwiceからRudyまで運行していたナロ-ゲ-ジ線を撮影に行きました。この時、終点のRudyの駅で知り合ったのが現地の鉄道マニア、タデウシ氏でした。彼は自分が造った模型機関車を見て…