およそ鉄道車両の先頭部というものは単純な切妻ではなく角をやや丸く流線形に近い形をしています。SP45も同様で、しかも頭の部分は上に行くに従い前方に突き出し脇の部分は逆に狭まるという作りにくい形をしています。また前と後ろは同じ形状に作らないといけません。そこで当初は石膏を削って形を整えメス型を作ってウレタン樹脂でも流し同じ形状のものを2つ作ろうと考えました。しかしポリカの残りが多少あったのとCNC彫刻機が利用出来る事から、これでやることにしました。しかしやってみると大変で先頭部だけで3か月の時間を浪費しました。
下の図面はCNC彫刻機で先頭の湾曲部を削り出す座標図です。しかし私のCNC3018では全部テーブルに載らないため左右半分づつ製作し最後に合わせることにしました。

下の写真は切り出した先頭部の左半分です。左右買手違いをもう一つ作り合わせます。上のCNC 座標図にスリットを更に加え加工しました。これ一つ作るのに数日はかかります。



上下で形状の異なる骨組をそれぞれ作りタップを切ってポリカの先頭部をねじ止めしました。この骨組みもCNCで削り出したのですが厚さ20mmのデルリンしか手持ち材料がなく刃の有効長さが10mmしかないCNCのエンドミルで切り出すには基準点を2カ所設け片側削ったらひっくり返して基準点を合わせもう片側を削るという手のかかる方法を採らざるを得ませんでした。