2020年3月21日、ついに一周136mの道床が完成しました。1993年8月15日に最初の1mを設置して以来27年の歳月が流れていました。完成が急に進んだのは廃チャンネルを利用したためです。まだ枕木を作っておらずアルミレールは在庫が払底していて敷設出来ないため車両が一周走れるのはいつのことやら分かりませんが一つの節目は越えたのです。
チャンネルの道床設置時はなるべく真っ直ぐにしたいと考えました。そこで実家の土地の分筆測量に用いたトータルステーション(以下TSと略す)を使う事にしました。これはTSが置いてある位置から望遠鏡で視準した測定点までの距離とそれらの間の角度、TSから見た高さを測ることが出来るもので2辺の長さとその間の角度が判れば三角形が描けるという三角測量に使用するものです。よく道路脇などでTSを使って測量しているのを見かけます。実家の分筆測量時には中古のトプコン製TSを85000円で購入し使用したのですが今回は望遠鏡機能だけを使ってチャンネルを真っ直ぐに設置しました。