ED16は本来先輪がありますが私の模型にはありませんでした。構造がよく分からなかったからです。その50でご紹介したように青梅鉄道公園で実物を見たため製作することにしました。ただ本物は先輪の内側に軸受けがあり軸受けの中心で旋回出来るようになっています。その軸受け中心は両脇の板バネをつなぐアームを支えており板バネは機関車本体の重量を受けています。これによって曲線への追随と上下振動の吸収を図っているのです。太田庭園鉄道は最小半径が8mときつく果たして同じ構造で曲線を無理なく通れるか自信が無かったので先輪の位置はそのままに旋回軸は動輪寄りに60mmずらし扇状に動く構造にしました。板バネは製作が難しいので軸受けが上下出来るようスライドを設け上にコイルバネを装着しました。ところが取り付けてみると先輪と台車フレ-ムとの隙間が3mm程度と少ないので曲線で先輪が台車フレームにこすってしまいました。現在台車フレームを片側5mm拡張する準備を行っています。車輪はスポークとせずベタ車輪です。