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印刷会社のサラリ-マンがコツコツ建設してきた庭園鉄道紹介のブログ

太田 庭園鉄道 建設記 その82 (SP45 動力伝達方式の検討ー2)Namysł sposobu przenoszenia mocy-2

色々検討した結果エンジンの出力軸とZEROMAXの間はチェンでつなぎスプロケットホイルの歯数を1:3にすることで振動の吸収と減速を実現することにしました。以下の図面はそれを反映したものになっています。

内部空間の制限からZEROMAXは上方に持ち上がります

前回説明したように実家にあった古いZEROMAX の変速テストをやってみました。何しろ20年以上前、明治通りの中古機械商からタダでもらったものなので実際変速が出来るのか、どんな挙動を示すか調べる必要がありました。旋盤のチャックに入力軸をくわえ回転させながらレバーを動かしてみると確かにゼロからMAXまで無段階で変速するではありませんか。車両が慣性で走っている時も一方向クラッチのように滑るのでエンジンが低速になってもブレーキが掛かることはありません。しかし問題が起きました。車輪が逆転した時にZEROMAXの出力軸は逆回転することが出来ず車輪はロックしてレールの上を滑るしかないのです。ライブでも様々な場面で後進はしますので押すのが大変になります。もう一つ後進用クラッチを入れなければならないかもしれません。

旋盤を利用した回転テストの様子

台車の設計も進めました。アルストムリンクの詳細は判っていません。実物を見たいのですが、そうも行きません。とりあえずこうであろうと設計したのが以下の図面です。

ごちゃごちゃしないよう車輪は省略してあります

奇怪な形のベアリングケースを合計12個も作らねばなりません。また真ん中の軸には駆動装置が組み込まれるためギヤの間隔を維持する必要があります。そこで真ん中の軸だけ上下動を固定して動かないようにするつもりです。いずれにしてもうまく行くかどうか心配です。そこで当初はバネの無い単純な板台枠としエンジンからの動力がうまく伝達されるかどうか試運転を繰り返すことにしました。また車輪も友人からもらったダンベルの錘を分解した丸板にフランジを付けたままのものを流用することにしました。