Kolejkaogrodowaのブログ

印刷会社のサラリ-マンがコツコツ建設してきた庭園鉄道紹介のブログ

2020-01-01から1年間の記事一覧

太田 庭園鉄道 建設記 その37 コントロ-ラ-の製作

これまでバッテリ-は客車の前端に置き機関車の制御は手に持ったケ-ブルをバッテリ-の端子に接触させるものでした。しかし前後進は出来るもののモ-タ-への電圧は1台当たり3V固定で速度調整は端子への人間スイッチング機能に頼っていました。そのためバ…

太田 庭園鉄道 建設記 その36 道床延長するもレ-ル不足

2006年は北に南に道床が延長されましたが線路延長は60mほどで頭打ちとなり伸びませんでした。その理由はポ-ランドで作った線路が運ばれなくなったからです。家族によると家の地下室に積んであったはずのアルミレ-ルが見当たらないという事です。総計0.5t…

太田 庭園鉄道 建設記その35 初めてのお客様を迎える

太田庭園鉄道に乗車したのは、それまで建設を行っている私とその家族だけでしたが会社の同僚の御子息が鉄道好きと分かりご招待することになりました。これに合わせて機関車の車体はアルミ地だったものを茶色に塗りました。レールの延長は50mほどに伸びて…

太田 庭園鉄道 建設記 その34 動画の撮影

アーチ橋の完成を機にカメラを車載し前方の映像を撮影してみました。 ED16は塗装前の最後の姿です。 pociag 20031014

太田 庭園鉄道 建設記 その33 アーチ橋の製作

ブログの14で記述したア-チ橋が完成したのは2003年8月の事でした。ホームセンタ-で小型の電気溶接機を買い自宅の100V電源につないで使ってみたところ、すぐ電流過多となってブレ-カ-が落ちてしまったため200Vに切り替え今度は上手く行きました。何しろ…

太田 庭園鉄道 建設記 その32 その他のパ-ツ

線路を構築するにはほかにもいろいろなパ-ツが必要です。レールの軌間距離を正確に出す測長器、レ-ルを接続するジョイント、レ-ルに接続用の穴を開ける治具、ジョイントに穴を開ける治具などです。本鉄道の場合最低半径が8mですのでレールベンダ-は不要…

太田 庭園鉄道 建設記 その31 分岐器の建設(据え付け)

出来上がったクロッシングとトングレ-ルを枕木の上に据え付けました。 分岐器枕木の準備 完成した分岐器(ポイント) 北側より見た分岐器付近

太田 庭園鉄道 建設記 その30 分岐器の建設(クロッシングとトングレ-ルの製作)

機関庫へは周回線からレールを分岐しタ-ンテ-ブルを介して行きますが分岐点には分岐器(ポイント)を設置する必要があります。分岐器の構造はどうなっているのか、東京の家の近くにはJR中野駅があり構内には分岐器が沢山あるので見に行きましたが見るだけ…

太田 庭園鉄道 建設記 その29 機関庫の建設(レンガ積み)

屋根と壁まで出来たところで、いよいよレンガ積みです。振動ドリルを借りて来てコンクリ-トの基礎に穴を開けオ-ルアンカ-を打ち込みました。そこに長ねじをねじ込みモルタルを盛ってからレンガを乗せ隙間にモルタルを流し込みました。長ねじがレンガの穴…

太田 庭園鉄道 建設記 その28 機関庫の建設(骨組みから屋根まで)

前年にレンガが調達できたので躯体となる柱と梁の組み立てを始めました。コンクリ-トの基礎に埋め込んでおいたアンカ‐ボルトに角材を固定し柱を立てて仮止めし次に梁を乗せすじかい(ブレ-ス)を入れる代わりにコンパネを貼りました。コンパネの直角を利用…

太田 庭園鉄道 建設記 その27 機関庫の建設(レンガの調達)

コンパネの壁の外側にはレンガを積む予定でした。ホームセンタ-へ行くとキホンという210×100×60mmサイズのレンガを一個170円位で販売しています。しかし数が1800個あまりと多いため30万円以上かかってしまいます。どこかに中古のレンガは無いものか。東…

太田 庭園鉄道 建設記 その26 機関庫の建設(材木加工)

再び機関庫の建設です。コンクリ-トの基礎が出来たため骨組みを立ち上げることにしました。材料は主に廃材で外国から輸入した機械が入っていた箱を解体時にもらってきたものです。これで屋根を支える柱を担当し梁は国産材を購入する事になりました。しかし…

太田 庭園鉄道 建設記 その25 客車の製作

機関車が出来つつあるということは運転手が乗る客車が無ければなりません。ボギ-台車を2台製作しコンパネを組んで車体とし座る部分にはスポンジゴムを貼りました。PKPというのはポ-ランド国鉄 Polskie Koleje Państwowe の略称で子供が描いているのは、そ…

太田 庭園鉄道 建設記 その24 ED16電気機関車の改造(車体)

かねてよりバッテリ-を搭載するためには肉厚の木製ボディではなくアルミボディにする必要があると考えていました。そこで5mm厚のアルミ板を購入しフライス盤で窓の切削を行いました。 フライス盤による窓の切り抜き 正面のテ-パ-はアルミ板の裏側に細…

太田 庭園鉄道 建設記 その23 ED16電気機関車の改造(動輪)

機関庫とタ-ンテ-ブルの基礎が出来たところでまた脱線です。時系列に書いているためで了承願います。 ED16は元々軌間100mmで製作してありましたがアルミレ-ルの導入に合わせ標準的な軌間(5インチ)に変更することになりました。またバッテリ-を搭載す…

太田 庭園鉄道 建設記 その22 タ-ンテ-ブルの建設 (円形の軌道)

機関庫の基礎を作り終わるとすぐ脱線してタ-ンテ-ブルの建設に取り掛かりました。やはり捨てコン用型枠を作りコンクリ-ト打設後その上に薄べニアで丸い型枠を作りました。いずれも小さいので作業は難しくありませんでした。実は以前完成していたのですが…

太田 庭園鉄道 建設記 その21 機関庫の建設(布基礎工事)

次は躯体の一部である布基礎の工事です。逆Tの字型のコンクリ-ト基礎とし鉄筋を入れることにしました。問題は量の多さです。鉄筋はφ9.53mmのを購入し会社の昼休みに金鋸で切ったり万力で曲げながらコツコツと作って行きました。型枠は夜単身赴任のアパ-…

太田 庭園鉄道 建設記 その20 機関庫の建設(基礎工事)

機関庫の形が決まると基礎になります。ところが機関庫は大きいため水平をきちんと出さねばなりません。プロはレ-ザ-墨出し機を持っていますが一台数十万円もするため買うわけにいかず透明ホ-スに水を入れて仮杭に墨を打ちレベルを出しました。次に砂利を…

太田 庭園鉄道 建設記 その19 機関庫の建設(計画と設計)

ポ-ランドのタデウシ氏は木造の立派な機関庫を建設していました。私も同様なものが欲しくなりターンテ-ブルを擁し3本の線路が入る機関庫を計画しました。当初はラウンドハウスも考えましたが建設の容易さから直方体としました。 外観はポーランド南部 Gli…

太田 庭園鉄道 建設記 その18 作業小屋の建設

作業が進むにつれて道具や資材を収納する小屋が必要になりました。しかし林の中なので地盤が弱く近くの石屋さんからランマを借り両場所の基礎の転圧を行いました。 作業小屋の転圧作業 転圧の終わった場所に型枠を組みコンクリ-トを打設しました。 作業小屋…

太田 庭園鉄道 建設記 その17 ポ-ランドで工作機械を調達

電気機関車はありましたが石炭を焚いて走る本格的なライブスチ-ブを作りたいという夢は前からありました。これを実現するには工作機械が必要です。当時小型の工作機械を手に入れるのはなかなか難しく東京の明治通り沿いにある中古の機械商を覗いたりドイツ…

太田 庭園鉄道 建設記 その16 ポ-ランドでアルミレ-ルを調達

庭園鉄道路盤の延伸は進んでいましたが、まだレ-ルの敷設が出来ていませんでした。初期のレ-ルは20mm×20mmの鉄アングルを使用していましたが曲線を作る事が難しくアルミのレ-ルを使用する必要がありました。しかしアルミレ-ルは技巧舎などで購入出来…

太田 庭園鉄道 建設記 その15 ポーランドのコンクリ-トミキサ-

主桁などコンクリ-ト製部品を造るのに活躍しているのはポ-ランドから持って来たコンクリ-トミキサ-です。当時日本では素人には簡単に手に入りませんでしたが自宅を自分で建てる人が多いポ-ランドでは小型のコンクリ-トミキサ-を普通に市販していまし…

太田 庭園鉄道 建設記 その14 北への延伸と分岐

構造体の量産が進むと裏山への延伸が始まりました。まず板塀を一部壊しました。また深さ1mほどの堀を越える必要があり後日ア-チ橋をかけることになりました、堀を越えた先には300本ほどの杉が林立しています。終戦直後父親の代に植えたものが60年経ち直…

太田 庭園鉄道 建設記 その13 量産開始

1996年7月、作業場所が出来たので主桁や柱の量産を開始しました。従来は長方形の主桁でしたが両端に半円状の凹みのあるスラブ軌道タイプに変えました。一方柱にはこの凹みに組み合うピンを立てました。またこの年から福島の工場に単身赴任することになり栃木…

太田 庭園鉄道 建設記 その12 主桁等の作業場所を作る

主桁や柱は東京の自宅で作り高根沢へ運搬していましたが砂利や砂など置く場所に困り 現地で作ることになりました。そこで線路脇に型枠を置きコンクリ-トを流し込むための作業場を作りました。 トロ船でセメントをこねる私 割れ防止にワイヤメッシュも入れる…

太田 庭園鉄道 建設記 その11 一年後初めてED16を走らせる

最初の1mを踏み出してから一年半後の1994年12月、初めてED16を持ち込み走行させました。道床も30mほどに延長しました。ホームセンタ-で買ってきた垂木に穴を開けて枕木とし20mm角の鉄アングル10mを木ねじで取り付け直線だけの線路が出来上がりました…

太田 庭園鉄道 建設記 その10 最初の1m

栃木へ資材を運び最初の1mの軌道を敷設したのは1993年8月15日のことでした。サラリ-マンにとっては貴重な夏休みの施工でした。地面を足で踏み固め砂利を敷いてブロックを立て、主桁を渡したのです。ブロックの上には主桁を受けるパラペットも付けました。…

太田 庭園鉄道 建設記 その9 軌道構造の計画

ポ-ランドのタデウシ氏に触発された私は栃木県にある実家に庭園鉄道を敷設することを決め、どのような軌道にしようか検討しました。その結果、軌間は庭園鉄道として最もポピュラ-な5インチ(127mm)にしました。これにより既存のED16電気機関車を100m…

太田 庭園鉄道 建設記 その8 1991年 Tadeusz(タデウシ)氏との出会い 

1991年に家内の母国であるポーランドを里帰りに同行して訪れた際、南部のGliwiceからRudyまで運行していたナロ-ゲ-ジ線を撮影に行きました。この時、終点のRudyの駅で知り合ったのが現地の鉄道マニア、タデウシ氏でした。彼は自分が造った模型機関車を見て…